ニューヨークのブロンクス、イーストハーレムは、1940年代まではイタリア系移民のコミュニティーが多く、その後50年代からはプエルトリコ系移民が流入し、全米最大規模のプエルトリコ街となっています。
著者のArlene Gottfriedは生粋のニューヨーカーとして育ち、1970~80年代の当時のプエルトリカンのコミュニティーを写しています。
タイトルのFireworksとは、当時の荒廃したゲットーの大家たちが火災保険目当てに、持ちビルに放火し始め、当時のこのエリアは焼け崩れた多くのビルがあった事から付けられています。
▫️Bacalaitos and Fireworks by Arlene Gottfried / 128 pages / ¥3,980
この写真集の中でも、ブロンクスのゲットーから眺めるマンハッタンのビル群が写る写真がありますが、階級によって別れた地域差が凄まじいです。
ローカルの雰囲気がよく出ていて、服装、当時のカルチャーが分かるとても良い写真集。